総合診療内科
概要
臨床医学は古くは内科と外科より始まり、その後次第に細分化され、それぞれの専門医が数多く誕生し活躍する時代となっています。一方日本人の年齢構成は急速に上昇し、高齢化社会となりつつあります。そのような中で総合医療とか統合医療とかが再び広く呼ばれるようになっています。
疾患の経過は、予防→診断→治療→リハビリ→介護と変化していき、それと共に一つの病気、二つの病気、三つの病気とその数も増えて行き、複数の専門医が関係すると共に総合的にその患者さんを管理する必要性が増して来ます。
総合診療内科とは、
- 心の問題を含めた脳神経系
- 脳下垂体、甲状腺、副腎などの内分泌(ホルモン)系
- 免疫・アレルギー系
- 消化管・肝・膵・胆のうなどの消化器系
- 血糖、コレステロール、尿酸などの代謝系
- 肺・心臓・血管・腎などの循環器系
- 血液・造血器系
- 骨・関節・筋肉系
を全体として観察し、どこに問題があるかを突き止めて診断・治療を行う臨床科です。そしてその後に必要があればそれぞれの専門病院・専門科に紹介することになります。
2017年4月27日更新
内科診療本部長
鬼原 彰