小児頭部外傷 | 脳神経外科の病気 | 病気の解説 | 札幌の中村記念病院

病気の解説

脳神経外科の病気

小児頭部外傷

頭部外傷で受診された場合、外傷時の状況をお聞きした上で診察を行い、頭部レントゲン、CTの適応を検討します。必ずしも全例で画像検査を行うわけではありません。当院では24時間体制で患者さんの受け入れを行っています。

特に留意する点

小児頭部外傷は成人と比べて以下の点に特に留意する必要があります。

  1. 乳児は頭蓋内に出血があっても症状が分かりにくい場合があります。
  2. 乳児は転倒などの事実が分かりにくく、大人が現場を確認できていない場合があります。
  3. 小児は頭部外傷後にけいれんを起こしやすいといわれています。
  4. 頭蓋内に出血があった場合、嘔吐することが多いのですが、小児は頭蓋内に出血がなくても嘔吐を繰り返すことがあります。

以下の場合は受診をお勧めします。

  1. 嘔吐、頭痛がある場合
  2. 意識が悪い場合
  3. けいれんした場合
  4. 特に乳児は症状を訴えることが困難です。ミルクの飲みが悪い、機嫌が悪い、視線が合わない等、いつもと違う状態である場合

 

脳振盪について(成人の場合にもあてはまります)

頭部外傷後の意識消失以外にも外傷前後の状況が思い出せないことや、頭痛、めまい、耳鳴り、悪心などの症状がある場合、脳振盪である可能性があります。これらの症状は通常、2週間以内に改善しますが、3か月以上症状が続く場合は脳振盪後症候群と診断されることがあります。この場合、スポーツの継続等に問題をきたすことがあります。

ご不明な点がありましたら、いつでも当院までご連絡ください。専門の医師が対応します。