臨床検査科

臨床検査科には、生理検査部門、病理検査部門、検体検査部門があります。

    生理検査部門

    神経生理検査、超音波検査、術中モニタリングなど様々な領域の検査を行っています。最新の医療機器を使用した技術の習得に努め、また患者さんに安心して検査を受けて頂けるよう、わかりやすく丁寧に説明し、笑顔と思いやりの気持ちを持って接するよう心がけています。

    脳波検査

    頭に電極をつけ、脳内で発生する電気活動を記録します。(所要時間30分~1時間)

    心電図検査

    胸と手足に電極をつけ、心臓の電気信号を記録します。(所要時間5分)

    ABI/PWV検査

    四肢の血圧を同時に測定し、動脈硬化の程度を検査します。(所要時間10分)

    血管エコー検査

    頸部、四肢血管の動脈硬化等を超音波を使って検査します。(所要時間5~30分)

    心エコー検査

    心臓の動きや大きさなど超音波を使って検査します。(所要時間15~40分)

    呼吸機能検査

    肺活量などの肺の機能を検査します。
    (所要時間10~15分)

    聴力検査

    耳の聞こえの検査です。
    (所要時間15分~1時間)

    眼底カメラ検査

    網膜や目の血管の状態を写真に撮ります。
    (所要時間5~30分)

    視野検査

    目の見える範囲を検査します。
    (所要時間20分~1時間)

    平衡機能検査

    めまいやバランス機能を検査します。
    (所要時間5分~2時間)

    神経伝導検査

    手足を電気刺激して末梢神経の状態を検査します。痛みを伴う検査です。
    (所要時間10分~1時間)

    大脳誘発電位検査

    音・光・電気などの刺激による大脳の反応を検査します。
    (所要時間10分~1時間)

    術中モニタリング

    聴力、視力や運動などの機能を温存すること目的として手術中に様々な検査を行います。

    • 所要時間には検査のための準備の時間も含みます。また検査の内容によって所要時間は変わります。

    病理検査部門

    病理組織標本作製、術中迅速凍結組織標本作製、細胞診、分子生物学的検査、細菌顕微鏡検査、病理解剖などを行っています。一部を下記に説明します。

    病理組織検査

    提出検体の病理標本を作製し、組織標本や病理診断結果の保存・整理を行っています。

    術中迅速組織診

    術中摘出検体の凍結組織標本を作製し、顕微鏡画像伝送システムを介して手術室モニタにリアルタイムで病理所見を報告しています。

    細胞診

    細胞診検体中の異型細胞などの有無を調べます。

    検体検査部門

    血液、尿などの検体中の成分や数値を調べます。

    • 血液検査
    • 尿検査
    • 脳脊髄液検査