てんかん外科 | 脳神経外科の病気 | 病気の解説 | 札幌の中村記念病院

病気の解説

脳神経外科の病気

てんかん外科

てんかんが手術で治る?

てんかんの治療は、薬による治療が中心です。でも、薬でなかなか止まらない方が3割ほどいます。その中で、手術により発作が消失する方もいます。手術により、原因となっている脳の場所("焦点"といいます)が切除できる方は有効です。それ以外にも発作頻度を減らすような方法も考案されてきています。

どんな手術法がある?(主な手術法)
焦点(病巣)切除術

発作の原因となっている場所を切除します。海綿状血管腫、良性腫瘍、海馬硬化などが原因の場合は有効なことが多いです。

皮質切除術

発作の原因となっている皮質(大脳の表面)を切除します。場所をつきとめる手術と切除する手術と2回行うことがあります。

迷走神経刺激術

胸にペースメーカーを入れて頸の迷走神経を刺激します。効果が出るまでに時間がかかることがあります。発作消失率は高くありませんが、頻度が減少する可能性はあります。

効果は?

当院では1999年より手術を開始しています。手術は側頭葉切除術が多く、発作が消失した方も多くいらっしゃいます。

手術前の検査は?

原因(焦点)を決めてゆく検査が必要となります。脳MRI、通常脳波はもちろんですが、発作と脳波確認のための長時間脳波ビデオモニタリング、脳波より精密な脳磁図、薬物受容体分布や脳血流をみるSPECT、脳代謝をみるPET(北海道大学にお願いしています)、神経心理検査、血管造影検査など、様々な検査が必要となってきます。