ガンマナイフ | 脳神経外科の病気 | 病気の解説 | 札幌の中村記念病院

病気の解説

脳神経外科の病気

ガンマナイフ

この治療器機はお椀の形をしたヘルメットに均質なコバルトが201個配置され、そこから照射されるガンマ線を虫メガネの様に一点に集めるように作られています。ガンマ線は脳のどの部位にも届くために、脳幹部などの深部病巣も治療可能になりました。また、ガンマ線を収束して照射するために、病巣部周囲の脳への放射線の影響を最小にすることが出来ます。あたかもガンマ線という見えないナイフで脳のどの部位も治療できる訳です。この治療は、1日で終了し、翌日は退院可能です。全身麻酔も不要で、患者さんはいつでも医師と会話が可能です。病変部の正確な空間的位置を正確に決める為、頭部に枠を固定する際に、局所麻酔を使いますが(歯医者さんと同じ要領です)そのほかは、治療中何の痛みもなく終了することが出来ます。

中村記念病院では1991年5月より治療を開始しました。現在では、北海道内唯一の治療施設として年間400名以上の患者さんの治療にあたっています。

ガンマナイフの適応症例

ガンマナイフはその構造上、脳の病変部のみが治療可能です。また、およそ病変部が3cmまでの大きさに適しています。現在では、脳の顕微鏡手術も進歩しその成績は著しく向上しましたが、未だ、手術により到達が極めて困難な部位は存在します。ガンマナイフは大きさの限界がありますがどの病変部位も治療可能です。

  • 脳動静脈奇形
  • 良性脳腫瘍:聴神経腫瘍、髄膜腫、下垂体腫瘍
  • 転移性脳腫瘍
  • 三叉神経痛
ガンマナイフ治療件数(2004年)

転移性脳腫瘍 379件
聴神経腫瘍 39件
脳動静脈奇形 28件
髄膜腫 29件
三叉神経痛 30件
その他 35件