腰痛は突然起こる急性腰痛症と、いつから起こったかはっきりと分からないような慢性腰痛症に分けることができます。

 急性腰痛症は”ぎっくり腰”と言われるものの一部を含み、外力により腰部の筋、筋膜(筋を包む)などに小出血や断裂が起こり、続いて浮腫(腫れる)、炎症、筋痙縮(つっぱる)などの症状がみられます。通常、安静、投薬、理学療法(マッサージ、温熱療法、電気鍼治療など)、外固定(コルセット、腰痛ベルトの類い)などにて治療しますが、大抵の場合、骨折や椎間板ヘルニアなどではないかどうかレントゲンやCT、MRIなどでの検査が必要となります。

 慢性腰痛症は無理な姿勢の持続や老化現象によって背骨周囲の靭帯(骨と骨を連結する組織)、筋、筋膜、腱(筋肉の骨への付着部)などの変性によって起こり、進行すると関節の変形などがみられます。うずくまるような痛み、不快感、疲労感が特徴で急性腰痛症と同様の治療に加え、体操、筋力強化、減量など日常生活に関係する工夫も必要となります。

 腰痛外来は、腰痛だけではなく、頚部痛、背部痛、手足のしびれ、痛み、脱力などの症状をもつ患者様を対象とした専門外来です。椎間板ヘルニア、変形性脊椎症、脊髄腫瘍などを含めた脊椎、脊髄に関する疾患に特徴的な両手、両足、片方の手、足などの症状にお悩みの方はお気軽に御相談下さい。
 診察日は毎週木曜日で、新患受付は午前9時から午後3時、再来受付は午前9時から午後5時までです。